第589回例会

 伊藤 恵 
ピアノ・リサイタル

松山市民会館中ホール
4月11日(月)18:45開演


演奏者プロフィール

ピアノ:伊藤 恵 Kei Itoh

 幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。 その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本では「若い芽のコンサート」でN響との共演をはじめ、各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。2018年にリリースされた「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得。
また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本はじめ武生国際音楽祭、 軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。


プログラム  


会員アンケート一部引用抜粋:

(36)大変良かった (3)良かった ( )普通 ( )期待はずれだった
*会員数(223名)参加者(158名)参加率(70.8%)回答数(39)

会場全体に、伊藤さんならではの、まろやかな空気が漂っていました。高い技術はもちろんのこと、長年、謙虚に誠実に、作曲家に、ピアノに向き合ってこられた賜物だと思います。もっともっとお話を聞いて、伊藤さんの人間性に触れてみたいです。その情熱と佇まいに、同じ女性として、尊敬と憧れの念を抱きました。
私が一番良かったのは、アンコールの「エリーゼのために」です。実は私はピアノを習っていて、この曲は私にはしっくりくるらしく、飽きるということはありません。メロディーがとにかくきれいです。今回の演奏をお聴きしてよけいにそう思いました。私はこれからもこの曲を練習して、自分の持ち歌ならぬ持ち曲にしたいと思います。伊藤恵さんの音色は、やはりレベルが違う、魂がこもっていて心に沁み込んでくるという感じでした。生の音はいいですね。
コロナ禍で全くコンサートに行けなくなり、本当に久しぶりです。やはり生の音が聴けるのは、全然違います。地方の公演は、ベートーヴェンなら3大ソナタしか演奏されないのですが、今回初めて後期のソナタを生で、しかも伊藤恵さんのすばらしい演奏を聴けて、本当に感動しました
テレビなどで拝見しておりましたが、ピアノや音楽への愛情が感じられ、特に、シューマンやブラームスへの想いには共感させられました。ベートーヴェンのソナタは、滑らかな演奏で、特に力強く、物語るように弾かれて、素晴らしかったです。以前から大ファンだった伊藤恵さんの生演奏を聴くことができて、大変光栄でした。女性としても憧れの方です。いつも、とてもエレガントですね 
アンコールを聴いて涙があふれました。久し振りの感動でした。そばにいた女性も泣いていました。芸術家が心をこめると、言葉が及びません。
天災(パンデミック)、人災(戦)の世の中に、つかの間でも救いを感じました。ベートーヴェンは、祈りの音楽であると、改めて認識いたしました。
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